【特別ゲスト寄稿】カルブラ店長の日記「おいらはカルブラ」(5)
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カルブリストの一人、浅間白桃の作り手、高野美夫さん主催の収穫祭(野外ライブ)に行ってきました。
会場は、山梨市の萩原フルーツ農園。それはもう風光明媚でのどかな場所にあって、晴れわたっていれば富士山を望むことができます(今回は残念ながら見えず・・・)。
春になれば、一面桃の花で染まった甲府盆地が眼下に広がります。

こんな、桃源郷の代名詞みたいなところで、高野さんの未来夢(みらいむ)バンド、浦和のおじいちゃんカントリー・バンド(結構本格的!)計2バンドが、味のある演奏を聴かせてくれます。

今回のライブでひときわ異彩を放っていたのが、未来夢バンドのマスコット的存在、日向さん。
半端じゃなく多趣味なお方で、若いころは猟犬16頭を飼って狩りをしてたりだとか、最近では年間280日をゴルフに費やしてたりだとか、でかい魚のシッポがはみ出ないように盛り付けられる皿が欲しいってだけの理由で、陶芸始めちゃうような方。
この方が、インドアの趣味が読書しかないってことで60歳過ぎてから始めたのが、ギターってわけです。

高野さんがギターを始めたのも日向さんと同じ時期で、二人ともギター歴は浅いですが、やはりステージ上での風格はさすがです。初心者でステージに立って、あのまったり感を出すのは、とても若者には真似できない・・・
とりあえず日向さんの堂々たるジャパニーズイングリッシュが激シブです。

未来夢バンドの演奏が始まってちょっとすると周囲から、「ん?日向さんのコードの押さえ方変だぞ??」との声が・・・

・・・アッーーーー!!Gを1弦しか押さえてない・・・(笑)

ギターやってる人なら気づくんですが、日向さん、ホントは弦3本押さえなきゃなんないところを、1本しか押さえていません。なんという省エネ奏法・・・完全に5弦と6弦を捨てにかかってます。Gなら3フレ、G7なら1フレ押さえりゃ良いだけです。指一本でギターが弾けます。下手すりゃ他のコードも5・6弦弾いてないんじゃないか?

これは本当に革命的。ギターで曲を弾くには、CとかDとか言う「コード」ってやつを、最低3つは覚えなければなりません(極論)。真っ当にギターを始める人は、まずCから入ります。Cは難易度的には相当難しいです。ここで、約60%の人が挫折します。Cをクリアした残り40%の人は、次にFを覚えなければならないのですが、Fは全てのギターコードの中でも最上級に難しいコードで、Cをクリアした人のうちの90%はFで挫折します。なぜそんなに難しいコードを最初に覚えなければならないかは謎ですが、そういうもんなのです。このC−Fの壁のせいで、多くの人はまったくコードを覚えないか、たった一つのコードしか覚えないまま、その、ギター人生を閉じるのです。

しかし、日向さんの省エネ奏法なら、まずはDから入ることになります。これはむちゃくちゃ簡単。85%の人ができます。次に問題のGです。本来Gは、Cより難しいコードです。本来ならばクリア率30%です。しかしここからが省エネ奏法のすごいところ!省エネ奏法を使えば指一本でGを弾くことができるので、100%の人がクリアできます。ここまでくれば、もう簡単。残りのAは90%の人がクリアできるので、これでたいていの人はギターが弾けるようになります。

Fで悩んでる人は、コード譜のC−F−Gを、D−G−Aに書き換えて、省エネ奏法を実践してみると、弾けた様な気になるかもしれないですね。

まあそれにしても、高野さんは50代、日向さんは60代でギター始めてライブやるまでになってるんだからすごいもんです。だから大学から始めたって全然遅くないんだって。クラプトンだって大学からだし。
by 4to12 | 2006-11-03 20:50 | カルブラ店長の日記
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